2014.11.05
【インド】ソフトバンク孫社長、インドで1兆円規模の大型投資を表明
ソフトバンクの孫正義社長は訪印し、モディ首相やプラサド通信IT大臣と会談した。プラサド大臣はデジタルインド計画と大臣自身の方針「3Ss:スピード、スケール、スキル(速さ、規模、技能)」と「3Ds:デモクラシー、デモグラフィ、デマンド(民主主義、人口、需要)」について説明した。さらにインドを世界的な電子製造のハブにする計画やスマートシティ計画を紹介し、インドの将来の需要と成長性について説明した。
孫氏は今後インド市場に100億米ドルの投資を行う計画を説明し、同社にとってインドが最も優先される市場であると語った。特に電子商取引市場の成長性には確信を持っており、今後10年でインドが5,000億米ドル(約54兆円)の市場に成長するだろうと述べた。
さらに、孫氏は政府によるモバイルインフラ構築と周波数を巡る問題の解決を要請し、プラサド大臣はこれに対して努力を約束した。孫氏は既にモディ首相との会見をすませており、日印首脳会談による日印経済協力の拡大について確認したところである。