2014.11.05
【米国】グーグル、仮想現実の新興企業Magic Leapに5億4,200万ドル出資
グーグルは、10月21日、クアルコム等の資金潤沢な企業とともに、仮想現実の新興企業Magic Leapに5億4,200万ドルを出資したと発表した。Magic Leapのウェアラブル端末は、グーグル・グラスとは異なり、コンピュータ生成された画像を現実の風景に重ねて表示するもの。
グーグルは今回の出資に伴い、Android、Chrome、アプリ事業を率いるサンダー・ピチャイ氏をMagic Leapの役員に派遣。また、ドン・ハリソン経営企画部長も役員会オブザーバーに就任する。Magic Leapへの出資には、クアルコム、レジェンダリー・エンタテインメント、KKR & Co.、ポール・アレン氏のバルカンなども参加しているが、同社が開発している製品には謎の部分も多い。同社を率いるロニー・アボヴィッツ氏も、製品については、パソコンのモニタやスマートフォンのスクリーンに取って代わる新たなインターフェースになるだろうというだけで、具体的なことにはあまり言及していないが、最初の製品がハードウェア、ソフトウェアともに自社で開発したメガネ型ウェアラブル端末になることは明かされている。