2015.01.14
【国際】無線充電規格団体2つが合併で合意
無線充電規格の標準策定を競っていた国際団体3つの内、2つの団体が1月5日、合併で合意した。今回合併することになった「アライアンス・フォー・ワイヤレスパワー」はインテル、クアルコム、サムスンがメンバーに加入している。一方の「パワーマッターズアライアンス」はプロクター&ギャンブル、スターバックスが支援している。無線充電は複数の規格が存在することが普及を阻む一因となっているが、両団体の統一はこの問題の解消に向けての第一歩となる。なお、IHSによると無線充電市場は2018年には85億ドル(約1兆106億円)規模に成長する見込みとなっている。残る第3の団体「ワイヤレス・パワー・コンソーシアム」はノキアやフィリップスがメンバーで、その「Qi」規格に対応する製品は2013年に約2,000万台が出荷されており、3つの団体の中では最も広く使われている。