2014.10.22
【米国】CATVチャンネル大手HBO、単独の動画ストリーミング配信サービスを来年開始
タイムワーナー傘下のCATVチャンネルHBOは、10月15日、CATVサービスへの加入を条件としない独立型の動画ストリーミング配信サービスを米国で2015年より提供開始すると発表した。HBOのリチャード・プレップラーCEOは、米国にはインターネットに接続しているが、CATVや衛星放送には加入していない世帯が1,000万世帯あり、その半数がストリーミングサービスを利用していると指摘。同社はこれらの世帯を取り込むためにあらゆる手段を尽くすと語った。HBOによると、このサービスの料金は、現在CATV等加入者がHBO視聴のために支払っている月15ドルを下回ることはないだろうとしている。
ネットフリックスのストリーミングサービスは現在、米国外で5,070万人、米国では3,630万人が加入している。加入者数では、ネットフリックスがHBOの加入者約3,000万人を上回っているが、利益はHBOが上回っている。HBOの発表は、ネットフリックスをはじめ、AmazonやHuluといったオンライン動画サービス提供事業者にとって大きな一撃となると見られている。