2014.04.02
【米国】「モノのインターネット」の標準規格策定目指すコンソーシアム発足
AT&T、シスコ、ゼネラル・エレクトリック、IBM、インテル等の大手は、3月27日、精油所や工場、港湾といった大規模な産業施設で使われる機械、センサ、大型コンピュータ・システムなどをネットワークで接続するための標準規格策定で協力していくことを発表した。このグループには、ホワイトハウスをはじめとする政府機関も参画し、今後は米国内外の企業の参加も募っていく。
各種機械をネットワークで接続する「モノのインターネット」は、工業界が向かう未来とされているものの、これまではデータ伝送方法などが統一されておらず、各社がばらばらに技術を開発していた。新グループ「インダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)」はこれに代わって、情報共有やデータ伝送に統一された手段を確立することを目指し、これにより潜在的な市場規模の拡大や製品開発のスピードアップも図るという。