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2015.12.14

  • 英国

【英国】通信庁、O2 UKとスリーUKの合併を視野に、周波数オークション延期方針を発表

 通信庁(Ofcom)は、12月3日、10月26日に発表された2.3GHzおよび3.4GHz周波数帯のオークションに関する詳細決定文書「Public Sector Spectrum Release(PSSR) Competition and auction design issues for the 2.3 and 3.4 GHz spectrum award, including reserve prices」のアップデートを発表し、当初12月中とされていたオークションプロセスの開始時期を、欧州委員会が現在進めているテレフォニカUK(O2 UK)とハチソン3G UKリミテッド(スリーUK)の合併案に関する判断が示されるまで延期すると発表した。
 
 Ofcomは12月にオークションプロセスに着手すると決定した理由として、同周波数帯への高い需要を挙げ、なるべく早く周波数を開放することが消費者利益につながると説明していた。しかし10月の発表後に競争市場庁がBTとEEの合併に関する暫定的結論を発表し、最終決定が2016年1月にも発表されることが明らかになる一方で、O2 UKとスリーUKの合併に関しては欧州委員会が詳細調査の実施を決定し、その決定が2016年5月中旬に予定されていること、更に11月下旬にOfcomは、欧州委員会の両社合併に関する結論が出る前に同オークションを実施する決定に対して、司法審査を求める意向があるとする文書をO2 UKとスリーUKの両社から受理したことを明らかにした。Ofcomはこのような特殊な状況下ではオークションプロセスの着手を延期させるのが最適であると判断したと説明している。