2014.04.14
【米国】米FCC、5GHz帯でWi-Fiが免許不要で利用できる周波数を倍増
FCCは3月31日の会合で、5GHz帯低域の使用規則を緩和し、同帯域内の移動衛星通信サービスに干渉しない限り、屋内での利用や出力のアップを認めることを満場一致で可決した。これにより、Wi-Fiに無免許で利用できる周波数が100MHz増え、CATV事業者のホットスポット増設や新たな技術の開発に拍車がかかることが期待される。
Wi-Fiサービスの提供に力を入れるCATV業界は、テクノロジー企業等とともに、免許不要で利用できる周波数を増やすことを求める新団体「WiFiForward」を発足しているが、そのメンバーである全米ケーブル・電気通信協会(NCTA)やコムキャストもFCCの決定を歓迎。コムキャストのトニー・ワーナー副社長は、これにより1GbpsのWi-Fiを可能にする次世代規格「802.11ac」が登場する環境が整うとし、また、現在公園やスタジアム、集合住宅などで発生しているネットワークの混雑を解消することも可能になるとしている。