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　グーグルは、6月25日、時計から自動車、家電製品など様々な機器向けのAndroidを発表した。同社のAndroidは、既に多くのスマートフォン、タブレットで採用されているが、新たにその亜種を提供することで、さらに多様な機器がAndroidという共通の基盤を持つようになる。

　アップルも自社OSの裾野拡大を図っているが、両社の戦略はお互いの特長を真似た感もあり、グーグルがAndroidのデザインを洗練することに力を入れる一方で、アップルは従来の閉じたエコシステムを外部開発者に公開する範囲を広げようとしている。

　グーグルのスンダー・ピチャイ上級副社長が同社開発者カンファレンスで語ったのは、現在1か月当たり10億人以上が使っているAndroid機器を、さらに新たな10億人に提供するという壮大な目標であり、開発途上国向けに100ドル（約1万130円）以下で販売できる携帯電話の開発を推進するイニシアチブ「Android One」も発表した。2時間半に及んだ基調講演では、Androidアプリをより簡単に利用できるChrome OS搭載ラップトップ、インターネット接続可能なTVやセットトップボックス（STB）向けOS、「Android TV」のスマートフォンやスマートウォッチからの操作などをデモ。スマートウォッチは、新たなAndroid搭載機器の第1弾となるもので、25日にはサムスン、LGから製品も発表された。