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2014.10.02

  • 英国

【英国】ビジネス・イノベーション・技能省と文化・メディア・スポーツ省、 視覚効果(VFX)、アニメ、ゲーム産業界の次世代育成機関への投資を発表

 ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)と文化・メディア・スポーツ省は9月25日に共同で、視覚効果(VFX)、アニメ、ゲーム産業界の次世代の担い手育成を目的として産業界コンソーシアムが立ち上げた次世代技能育成機関「Next Gen Skills Academy」に対し、英雇用・技能委員会が3年間で270万ポンド(約4億8,000万円)の投資を決定したと発表した。

 同コンソーシアムにはソニー・コンピューター・エンターテイメント・ヨーロッパをはじめ、ダブル・ネガティブ、フレームストア、ムービングピクチャー、パインウッドスタジオ等、VFX、アニメ、ゲーム分野の大手が参画しており、独自で360万ポンド(約6億5,000万円)の資金を確保したため、同育成機関への投資総額は官民合計で630万ポンド(約11億3,000万円)に上ることになった。同育成機関では、様々なレベル・期間の多様なコースが開発・提供される予定で、この動きは英映画産業協会をはじめ、創造産業界の人材育成・投資支援機関(Creative England、Creative Skillset、TIGA、Ukie)からの支援も受けている。

 BISのケーブル大臣は、英国の創造産業界は世界でも非常に強く、英経済に年間714億ポンド(約12兆6,300億円)の価値と170万人の雇用をもたらしており、特にVFXとゲームは非常に成功していると説明。今後、これらの分野で英国が世界最先端の立場を維持できるよう、産業界が将来的に必要とする人材育成に投資することは、政府にとっても優先事項であると説明している。