2014.10.02
【米国】AT&Tとピーター・チャーニン氏の合弁事業「オッター・メディア」、Fullscreenの過半数株取得
AT&Tとメディア業界の大御所、ピーター・チャーニン氏が4月に創設した合弁事業「オッター・メディア」は、9月22日、YouTubeのコンテンツ制作を手がける米国の新興企業、Fullscreenの過半数株取得で合意したと発表した。AT&Tは過去、チャーニン氏とともにHulu買収にも乗り出したが失敗。それに続く今回の動きは、同社が動画ネット配信への関心を強めていることを示すものといえる。Fullscreenに提示した条件は不明だが、同社の創設者でもあるジョージ・ストロムポリスCEOは現職に留まり、来月中には完了する見込み。本案件に関して今年7月に報じたウォールストリート・ジャーナルは、Fullscreenの価値を2億5,000万ドルとしている。Fullscreenは、映画製作者、コメディアン、ミュージシャン等5万人以上とともにYouTube向けコンテンツ制作で協力。チャーニン氏によると、同社買収はオッター・メディア創設時から計画していたという。