2013.12.24
【国際】モノのインターネットの普及を目指す「AllSeen Alliance」結成
自動車やセキュリティシステムから家電製品、さらには食器といった様々なものをネットワークに接続し、収集したデータをウェブやユーザーのモバイル端末で表示・分析できるようにしようという「インターネット・オブ・シングス（IoT）」に関心を持つ企業は増えている。しかし、これを実現するには、多様な製品がネットワークに接続し、相互通信するための共通のフレームワークが必要。そうでなければ、機器毎に異なるアプリや機能を使い分けねばならないという煩雑な状況に陥ることになる。
このような状況を避け、IoTの共通フレームワークを策定しようという目的で、「AllSeen Alliance」が12月10日結成された。同グループには、クアルコム、ハイアール、シャープ、パナソニック、LGなどの電子機器メーカーや、Linux財団が参加。同グループは、Linuxをベースとして様々なプラットフォーム上でWi-Fiやその他のネットワークを介して多様な機器が相互通信できるようにすることを目指すクアルコムのオープンソース・プロジェクト「AllJoyn」を土台として、共通フレームワークの策定を進めていく。