2013.09.24
【米国】グーグル、Facebook、ヤフーがNSAの情報開示請求に関するデータ公開許可求めて提訴
グーグルは、国家安全保障局(NSA)からのユーザー情報開示請求の頻度を公開することを許可するよう政府に求める訴訟を起こしているが、9月9日にはFacebookとヤフーもこの訴訟に加わった。Facebookとヤフーは、外国諜報活動監視裁判所(FISC)に対して、NSAの通信監視に関する統計的なデータをより多く開示することは、透明性の向上にこそなれ、安全保障を脅かすことはないと主張。また、憲法修正1条に照らしても、これらの情報開示を求める権利はあるとしている。
3社はいずれも、警察その他官公庁からの情報開示請求に関する統計データは定期的に公開しているが、米国政府は安全保障に関する情報開示請求については公開することを禁止。ジェームス・クラッパー国家情報長官(DNI)は先月、通信監視に関する統計データは近く政府から発表されるとし、この中にはFISCから通信事業者に出された情報開示命令の件数や開示対象となった人数などが含まれると説明していたが、3社は、これだけでは自分たちの情報が安全なのかという世界中の人々の不安に十分対応できないとしている。