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2014.08.04

  • 米国

【米国】ネットフリックスの第2四半期決算、利益は倍増

 ネットフリックスは、7月21日、2014年第2四半期決算を発表した。同四半期は、世界で170万人の加入者を追加したこともあり、純利益は前年同期の2,900万ドルから2倍以上の7,100万ドルを計上。売上高は13億4,000万ドル(約1,377億1,180万円)だった。しかし、第3四半期については、欧州事業の経費増が利益に影響を与える可能性があると警告。また、第2四半期の国際的なストリーミング配信からの貢献損失が1,500万ドルから4,200万ドルになる見込みとした。

 同社は、国外での広範な成功で、今後のさらなる国際的な事業拡張への投資の妥当性を見出したとしており、発表済みのドイツ、フランス、オーストリアを含む欧州6か国に新たに進出する計画を9月より始動することも明らかにした。同社の米国外での新規加入者は、前年同期の61万人から112万人に増加した。対して米国内では63万人から57万人とやや減少した。米国内の有料サービス加入者総数は3,509万人で、有料映像配信サービスのみを提供する事業者としては国内最大となった。なお、同社の全世界での加入者は4,800万人に達している。

 ネットフリックスのリード・ヘイスティングCEOによると、ベライゾンのローウェル・マキャダムCEOとの会談で、両者は、ベライゾンのネットワーク上でより高速なネットフリックスからの動画配信を実現するため、一層努力することに合意したと述べた。ヘイスティング氏は、今後数か月で状況は急速に改善されるべきとしている。ベライゾンは以前、状況の改善は年内という見込みを示していた。ネットフリックスは、コムキャストとタイム・ワーナー・ケーブル(TWC)の合併に反対するようFCCに求めているが、ヘイスティング氏は7月21日に、最も現実的なのは、FCCが両社の合併条件として有償の相互接続を禁止することと発言している。