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ICTワールドニュース

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研究員が日々収集・作成する情報の中から、現在日本での関心度が高いと考えられる、米・欧・アジアをはじめとした世界の主要なICT関連ニュースをセレクトして定期的にホームページに掲載していきます。

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2015.02.12

  • 米国

【米国】ネットフリックス、今秋にも日本進出へ

 ネットフリックスは、2月4日、アジア進出の第1歩として2015年秋より日本でストリーミング配信サービスの提供を開始すると発表した。ネットフリックスは、現地コンテンツ制作者や家電メーカーとの関係構築のため、ストリーミング/提携最高責任者であるグレゴリー・ピータースをネットフリックス・ジャパンのゼネラル・マネージャーに任命した。同社が国外でゼネラル・マネージャーを任命するのは今回が初めてとなる。

 日本は、3,600万近くの世帯がブロードバンドに加入しており、ネットフリックスが米国外で進出する市場としては最大規模の1つとなる。また、アカマイによると、日本のブロードバンド接続平均速度は15Mbpsと、世界最高レベルで、ネットフリックス幹部は、アニメを初めとする日本のコンテントは他の地域でも受け入れられるだろうと発言。ネットフリックスのリード・ヘイスティングCEOはステートメントで、その豊かな文化と高名な独創的な伝統のゆえ、日本は、世界中の人々をその人達が愛する物語に接続するというわれわれの計画の重大な部分を担うとしている。

 しかし、日本では、ストリーミング事業者のHuluが2014年、3年近くを費やした後、結局は日本事業を売却している。事業展開にあたっては課題も多く、現在ではハリウッドにも投資するテレコム/メディア事業大手ソフトバンクとの競合も控えている。