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2015.11.12

  • 中国

【中国】国家製造強国建設戦略諮問委員会、「「中国製造2025」重点分野技術ロードマップ(2015年版)」を発表

 国家製造強国建設戦略諮問委員会は10月29日、「「中国製造2025」重点分野技術ロードマップ(2015年版)」を発表した。次世代情報通信技術産業など10の戦略的産業において、2025年までに世界のトップレベルに達することを狙っている。技術発展や市場変化を考慮し、同ロードマップを2年ごとに更新するとしている。

 次世代情報通信技術産業関連では、下記のとおり、4つの部分からなっている。

 1、集積回路及び専用設備において、①2020年までに、世界先端水準との差が徐々に縮小し、全産業の売上高が年平均20%で増加する。②2030年までに、集積回路の産業チェーンの主要部分は世界先端水準に達し、複数の企業は国際上位に入る。
 2、情報通信設備において、①2020年までに、情報通信設備の産業技術、産業能力が世界強国の仲間入りを果たし、産業体系、革新体系が整備される。②2025年までに、情報通信設備産業体系はさらに整備され、産業の総合実力が世界上位に入る。
 3、OS及び工業ソフトウェアにおいて、①2020年までにコア技術でブレークスルーを遂げ、中国の工業ソフトウェア技術標準及び生態体系を形成し、ミドルエンドとローエンドでシェアは30%に達する。②2025年までに国産の工業ソフトウェアは市場シェアが50%に達する。重点産業における「互聯網+(インターネットプラス)工業クラウド」の普及率は60%に達する。
 4、知能製造のコア情報設備において、①2020年までに知能製造のコア情報設備標準体系が整備され、国産の知能製造インフラ、工業制御設備、工業センサー、知能測定器等の国内シェアが40%に達し、売上高100億元(約1,908億円)以上の企業を5社育成する。②2025年までに、国産知能製造のコア情報設備の国内シェアが60%に達し、全体の技術水準が世界先端水準に達する。