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 一般財団法人マルチメディア振興センターでは、ICT分野の発展に資することを目的として、ICT分野の政策・制度整備、市場開拓・拡大、技術発展、社会での利活用といった視点からテーマを設定して、調査研究を行っています。主要な研究テーマについては、研究報告書としてとりまとめ、公開しています。これらの研究報告書はこちらからダウンロードすることができます。

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2015.10.01

  • 最新研究
  • 木賊 智昭

新興国におけるグリーンICTの動向 -ASEAN諸国を中心に-

 地球温暖化や経済の持続的発展の観点から、近年、情報通信技術(ICT)を利用して、資源・エネルギーの使用効率化や節減を図る「グリーンICT」の重要性が注目されている。本調査では、ASEAN諸国を中心に、海外の新興諸国におけるグリーンICT導入に関する政府及び通信キャリアの動向を調査している。

 第1章の調査の意図に次ぐ第2章「ASEAN ASEAN政府によるグリーン政策動向」では、各国の開発計画を取り上げ、その中にどのように環境政策(グリーン政策)が位置づけられているかを概観する。ASEAN加盟10か国とも、経済開発政策において環境問題の解決を主要課題として取り上げている。環境問題を単独で解決するべき政策課題として扱っているのではなく、環境問題への対応が、各国の今後の経済成長を図る上での要件と位置付けられており、経済の持続可能性の確保が、経済戦略を支える柱の一つとなっていることを明らかにしている。また、それをグリーンICT政策の背景と位置付けている。

 第3章「ASEANにおけるグリーンICT取組み動向」では、具体的なASEAN加盟国における政策動向を明らかにしている。先ず、グリーンICTの一般的理解として、エネルギー使用の効率化、資源消費の節減等によるCO2削減へのICTの技術効果及びグリーンICT分野で政府が実施し得る政策を整理する。その後、ASEAN各国における具体的なグリーンICT政策について、制度整備を中心に施策が進められていることを明らかにする。グリーンICTの導入・普及の促進に関しては、国により、政府がグリーン・データセンターを設営するケースや、企業や市民によるグリーンICTの導入を助成する制度の整備を進めているケースもある。

 第4章「ASEANにおける通信事業者のグリーンICT取組み」では、グリーンICTに関する通信事業者の取り組み内容を調査している。NTTグループのグリーンICTへの取組みをまとめ、実施事項をベストプラクティスとし、同様の取組みをASEANの通信事業者がどの程度進めているか比較し、各通信事業者の取り組み内容を整理している。

 最後に、ASEAN全体の取組みをまとめ、今後の課題及び日本からの国際協力の可能性を述べている。

目次


第1章 はじめに-調査の意図

第2章 ASEANにおけるグリーン政策動向

第3章 ASEAN政府によるグリーンICT取組み動向
3-1 グリーンICTの技術的効果と政策枠組
3-2 ASEAN各国のグリーンICT政策

第4章 ASEANにおける通信事業者のグリーンICT取組み動向
4-1 通信事業者の取組み動向
4-2 NTTグループの取組みとの対比

5 まとめと今後の課題

執筆分担

木賊 智昭 (電波利用調査部 副主席研究員)