一般財団法人マルチメディア振興センター(FMMC)
調査研究部 研究主幹
三澤 かおり
概要
世界的にも高齢化が今後急速に進む日韓両国では、一人暮らし高齢者世帯の見守りの補完としてICTサービス活用が増えている。日本では個人の契約ベースのIoTサービスが主流だが、韓国では一人暮らし高齢者の孤独死予防に政策の重点を置き、AI・データ活用の公的サービス導入が急速に拡大している。日韓両国は市場構造や制度が似ており共通の問題も多いが、問題に対して異なるアプローチをとることもあり、このテーマはその一例と言えよう。日韓両国のICT活用一人暮らし高齢者世帯見守りサービスをめぐる状況の比較を通じて、今後の日本への示唆を考えてみたい。
DOWNLOAD