一般財団法人マルチメディア振興センター(FMMC)
ICTリサーチ&コンサルティング部 シニア・リサーチャー 裘 春暉
5Gキラーアプリの一つとされる自動運転関連で、中国政府は2025年までに自動運転車の量産化と高度自動運転の実用化を目指すとしている。巨大人口を抱える中国において、1日当たりの人々の外出回数が14億回を超えるとの試算もあり、それに伴う交通事故の年間死亡者数は減少傾向にあるとは言え依然世界最多とされる。人の運転より安全とされる自動運転の実現で事故の減少はもちろん、巨大な市場の創出にもつながる。本稿は、ネットサービス事業者やベンチャー企業、配車サービス事業者など、自動運転の開発に取組む代表的な中国企業の最新動向を紹介する。
DOWNLOAD