執筆者：情報通信研究部
副主席研究員 藍沢 志津
IoT、AI、ビッグデータ、ロボティクス等に代表される第四次産業革命の到来が叫ばれており、情報活用能力を備えた創造性に富んだ人材の育成が重要となっている。世界各地において、義務教育段階でのコンピュータ・サイエンス教育の導入が進められており、わが国でも2020年からプログラミング教育の必修化が始まる。これに伴い、子どもたちや若い世代のテクノロジー・リテラシーを育成し、それを担う教師・教育現場への支援に取り組むICT事業者も出始めている。本稿では、その先端的事例として英国の公共放送BBCの事例を取り上げ、プログラミング教育のためのデバイスとして開発された「BBCマイクロビット」が、IoT／AI時代の本格的な到来を踏まえ、プログラミング可能なIoTデバイスとして、子どもにとって安心・安全なICT環境の構築に貢献しつつある状況を報告する。
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