ICT活用新領域ビジネス拡大のため、世界的に大企業とベンチャーの連携が拡大している。韓国では特に、成長の壁にぶつかっている通信事業者の危機感が非常に高いことから、通信事業者が早くから広範囲の新領域ビジネス拡大を模索し、スタートアップ企業の立ち上げ段階から支援に関わるなど、ベンチャーとの連携拡大に積極的である。また、中小企業育成が歴代政権の課題でもある韓国では、近年の政権の目玉的政策が、大企業とベンチャーの連携促進にも影響している。韓国通信分野における大企業・ベンチャー連携促進の現状を政策と市場の両面から捉えてみた。