移動体通信事業者及び関連企業の業界団体GSMAが発表した年次報告書「The Mobile Economy 2020」によると、2019年末時点の世界のモバイルインターネット利用者は52億人だった。市場の飽和により利用者数の成長率は鈍化傾向にあるものの、今後はインド、中国、パキスタン、ナイジェリアを中心に新規加入者を増やし、2025年には世界人口の70%にあたる58億人がモバイルインターネットを利用するようになるという。
利用者数を通信世代別にみてみると、4Gが今後も全体の半分以上を占める一方、2025年には5Gが2Gと3Gを利用者数で追い越すことが予測されている。5G利用者数はアジア先進国や北米を中心に増加し、2025年には18億人に上ると推算されている。