2018年9月、ウェブサービスの普及を目的とする非営利財団であるワールド・ワイド・ウェブ財団は、政府のオープンデータ進展状況に関する最新の調査結果を公表した。
調査は、G20の参加国に10か国を加えた30か国を対象に、オープンデータの進展を、オープンデータ・イニシアティブの「準備環境（Readiness）」、オープンデータ・プログラムの「取り組み（Implementation）」、オープンデータが持つビジネス、政治、市民社会への「影響力（Impact）」の三つの側面から分析したもので、2013年から実施されている。
今回の調査結果では、オープンデータの取り組みを牽引してきた英国のスコアがわずかに減少し、オープンデータの開拓者であった米国のスコアが大幅に減少した（米国は9位）。
オープンデータ・ランキング
出所：ワールド・ワイド・ウェブ財団「Open Data Barometer Leaders Edition」
ワールド・ワイド・ウェブ財団は、オープンデータの取り組みは調査対象国では進展が見られたものの、他の国では依然としてその取り組みは緩慢であると指摘している。