固定ブロードバンドは欧州、北米、アジア太平洋の先進諸国で普及水準が高くなっている。
加えて、2010年時点ではBRICsを始めとした新興国で市場の拡大が顕著となっており、
固定ブロードバンドの普及率は各国の経済水準を色濃く反映しているといえる。
一方、アフリカに代表される開発途上国ではブロードバンドの普及は未だ停滞を続けている。
これらの国々では社会基盤が乏しく、通信網自体が脆弱であるため、ブロードバンドの普及については、
固定ブロードバンドよりも投資効率に優れた無線ブロードバンドに大きな期待が寄せられている。
世界における固定ブロードバンド普及率(2005年)
世界における固定ブロードバンド普及率(2010年)
出所:ITU "World Telecommunication/ICT Indicators Database 2010"より作成。