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2012.03

世界のモバイル・ブロードバンド加入状況-先進地域/発展途上地域の比較-

~「途上地域」(注)では加入者数の伸びに比べて、高度サービスはまだ普及していない~

ITU統計によれば、2007年から2011年までに、移動電話加入の伸長は先進地域が17%であったのに対して、 212%に達した。加入総数に占める割合も、発展途上地域が63%から76%になっている。

ITUではモバイル・ブロードバンド加入に関する統計を2007年の値から発表しているが、この時期には発展途上地域でも多くの事業者が3G向け周波数の割当を受け、 モバイル・ブロードバンド接続をサービスプランに組み入れている。これらの地域では、固定ブロードバンドの普及が遅く、 1%未満の国も多いことから、モバイル・ブロードバンドへの期待は大きい。 しかしながら、高機能端末を持つ層がまだ薄く、データ通信料が平均収入に比して高額であるという事情もあって、 モバイル・ブロードバンド加入は着実な伸びを示しつつも普及率はまだ10%程度にとどまっている。

図 世界のモバイル・ブロードバンド加入の推移
世界のモバイル・ブロードバンド加入の推移
(注)ITU協会の先進地域/発展途上地域のリストでは、「先進地域」に属する国は欧州39(キプロスを除く)、 CIS地域4(ベラルーシ、ロシア、モルドバ及びウクライナ)、北米・中南米地域3(バミューダ諸島、カナダ及び米国)、 アジア・太平洋地域3(日本、オーストラリア、ニュージーランド)である。
出所:ITU World Telecommunication/ ICT Indicators databaseより作成。