~欧米で伸長しつつあるものの、アジアが全加入の大半を占める~
日本や韓国では、固定ブロードバンド接続において、既に加入者回線に光ファイバを用いたFTTHが主流であり、
全加入の約60%を占めているが、世界全体ではまだFTTHあるいはFTTBへの加入は固定ブロードバンド全体の1割強である。
FTTH加入の多い地域は極東に集中しており、日本や韓国に次いで、中国語圏の国々が顕著な伸びを見せている。
他の地域では、米国の加入者が1,000万を越えたほか、ロシアが500万と、欧州では突出している。
固定ブロードバンドの普及率では世界のトップを占める欧州では、数年前から各国政府が普及プログラムを提示しており、
2009年以降の年間の加入者の伸び率は20%を超えているものの、北欧の一部を除き、普及率はまだ人口の数%にとどまる国が多い。
世界各地域のFTTH/B加入状況(2011年6月)
出所:各種資料より作成