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2012.06

世界のLTE導入状況(2012年6月現在)-新興国での導入が急速に進行-

2011年半ばにLTEの商用サービスが導入されていた国は世界全体で16であったが、2011年内に多くの国で対応周波数割当が実施され、約1年後の2012年6月現在、30を超える国々でサービスが開始されている。

2011年後半からLTE導入が行われたのは新興市場が中心であり、BRICsに属するブラジル、ロシア、インドや、サウジアラビア、UAE等MENA諸国のほか、アフリカでも数事業者が主としてビジネスユーザ向けのサービス開始を発表している。

これらの国では、従来固定回線の整備が遅れていたためインターネット利用が低迷していたが、2000年代に携帯電話が爆発的に普及、モバイル・ブロードバンド利用者が急増している。 今後のトラフィック増大に対処するためには、整備が遅れがちな3Gネットワークよりもコスト効率の良いLTEへの転換が好適と判断した国も多い。Ericssonや華為を中心とするベンダも、新興国での需要の高まりに応じて、現地事業者に積極的なネットワーク技術提供を行っている。

現在のところ、新興国での導入地域は大都市圏が中心であり、ルーラル地域へのカバレッジ拡大と現地のニーズに見合ったサービス開発が今後の課題とされている。

世界のLTE導入状況(2012年6月現在)
世界のLTE導入状況(2012年6月現在)
各種資料より作成