2012年7月にOECDは2011年末の加盟諸国のブロードバンド普及状況を発表した。
固定ブロードバンドにおいては普及率の平均は25.6%で、前年6月の値に比べ、約1%の上昇である。
固定ブロードバンド普及率TOP10
出所:OECD Broadband Statistics
上位10か国の状況を接続技術別に見ると、ランキングの上位を占める欧州諸国では、まだADSLが主流であるといえる。
光回線接続は多くの国でまだ数%(OECD平均は3.5%)である。
ちなみにこの統計で光の普及率が高かった国で、上位10位に入ったのは韓国のみで、スウェーデン(光普及率9.7%)は11位、日本(17.2%)は16位であった。
モバイル・ブロードバンド普及率TOP10
出所:OECD Broadband Statistics
一方、モバイル・ブロードバンドの普及率においては、韓国がトップ、日本を含む環太平洋の国々が多く上位を占めている。
これらの国は3Gの利用が急速に進み、LTEも既に導入されていることが特徴である。