[HTML]
H1

アーカイブ

お知らせカテゴリー表示
掲載年選択
アーカイブ

2013.08

2013年半ばのスマートフォン出荷状況 -Samsungが他社を圧倒、2位のAppleに倍以上の差をつける-

2012年には世界レベルでスマートフォン加入者が大幅に増加し、スマートフォンがモバイル端末出荷台数の半数を占めるに至った。特にAndroid OSを用いた製品の伸長が大きく、これとともに主要端末ベンダーの勢力関係にも大きな変化が生じている。

2011年半ばからの主要事業者のスマートフォン出荷台数を見てみると、韓国のSamsungが「Galaxy」シリーズにより急成長を続けており、iPhoneを擁するAppleを抜いて2013年半ばには同社に倍以上の差をつけている。Appleについては、iPhoneの見た目や使い勝手の良さに引かれる消費者は多く、欧米ではクリスマスの贈答によく用いられることもあって、浮き沈みはありながらも2位を堅持している。また、韓国LG電子は、Android端末「Optimus」シリーズの国際的な販売成績が順調で、2012年後半から3位の地位を得ている。

一方で、スマートフォン開発の先駆者であり、Android端末の登場まではトップを走っていたBlackBerryとNokiaの業績は低迷が続いている。

スマートフォン出荷台数
スマートフォン出荷台数
出所:各社資料より作成
*図中のQ2は3~6月期、Q4は10~12月期を示す。

上のグラフで示した以外にも、2013年に入ってからのスマートフォン市場で注目すべき動向として、LenovoやZTEといった中国ベンダーの台頭が挙げられる。この両社は、中国でのスマートフォンユーザの急増もあって、2013年3~6月期の出荷台数がともに1,000万を超え、BlackBerryとNokiaを抜いて、世界の4位と5位にランクされたと報道されている。