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2014.09

2013年~2014年のスマートフォン市場-Samsungの首位が続くも、中国ベンダの成長が顕著に-

2012年に急成長したスマートフォン市場は、2013年~2014年前半にも順調に規模を広げ、2014年の出荷台数は合計で12億、モバイル端末全体の3分の2になると見込まれている。
2013年後半からの世界のスマートフォン市場では、先進国での普及が進み、高機能・高価格な商品の需要に陰りが見え始めた一方で、途上国では低価格商品の需要が高まっている。その中で、主要ベンダの出荷数にも変化が見え始めた。

2014年前半のスマートフォン出荷数は、前年に引き続き、Samsungが一位、Appleが二位を堅持しているものの、世界全体でのシェアは下降気味である。台頭が著しいのは中国のXiaomiで、高品質・低価格を実現した商品が国内の若年層に人気を博し、2014年3~6月期の市場シェアは一気に5%を超えた。Huaweiも途上国での人気が高まり、前年比60%を超える成長を記録している。

スマートフォン出荷シェアの推移
スマートフォン出荷シェアの推移
出所:各社資料より作成

BlackBerry、Nokia(2014年4月に端末製造部門をMicrosoftに売却)は他のベンダがAndroid OSを積極的に導入した2011年から業績の下降が続き、他社に先駆けて参入した途上国市場でもシェアを伸ばせずにいる。一方、米仏合弁のAlcatel-Lucentや台湾のHTCが、Huaweiに続いて低価格Android端末の製造販売に注力しており、今後これらの事業者の動向が注目される。