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2014.11

通信事業者のLTE導入理由 -ネットワーク容量の増加と通信速度アップがトップ-

国際電気通信連合(International Telecommunications Union:ITU)が2014年9月に発表した報告書「The State of Broadband 2014」では、2014年に最も成長の大きい通信サービス分野として、モバイル・ブロードバンドが挙げられている。2014年に入ってからのモバイル・ブロードバンド加入の成長率は20%で、世界全体の加入者数は2014年末までに23億に達し、固定ブロードバンドとの加入者比は3:1になるという。

モバイル・ブロードバンドの伸長は、3G及びLTE網の拡張に支えられている。特にLTEについては、途上国を含む世界の事業者が、2013年から急速に導入を進めており、世界のLTEネットワーク数は、2013年9月の約190から、2014年末には350に達する見込みである。事業者のLTE導入理由は様々であるが、多種多様なデータサービスを可能にするネットワーク容量の増加と通信速度のアップという回答が最も多い。

通信事業者のLTE導入理由
通信事業者のLTE導入理由
出所:ITU「The State of Broadband 2014」

2013年末現在、世界の携帯サービス加入者67億のうち、LTEネットワークに接続している割合は数%に過ぎないが、2019年には、携帯サービス加入者合計数は90億を超え、うち26億がLTEネットワークに接続すると予測されている。