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2016.08

先進国と開発途上国の間で依然として残るインターネット利用をめぐる格差――国際電気通信連合「ICT Facts & Figures」

2016年7月22日、国連の専門機関である国際電気通信連合(ITU)は、世界のICT普及状況に関する報告書「ICT Facts & Figures」の2016年版を公表した。報告書によると、全世界の2016年のインターネット利用者数は推計35億人に達し、そのうち、約7割の25億人は開発途上国の住民が占めている。

世界のインターネット利用者数2016年推計(単位:百万人)、先進国10億2300万人、開発途上国、24億6500万人
出所:ITU Statistics

しかし、インターネットの普及率でみると、先進国では81%に達している一方で、開発途上国は40%に留まっており、地域間のデジタル・ディバイドは依然として解消されていない。

インターネット普及率(住民100人あたり)、2016年の推計は先進国81人、全世界47.1人、開発途上国40.1人
出所:ITU Statistics

ITU事務総長のHoulin Zhao氏は、ICT、特にブロードバンドへのアクセスは、持続可能な発展のための2030アジェンダの主要な推進力になるポテンシャルがあると説明した上で、グローバルな相互接続性は急速に拡大しており、デジタル・ディバイド解消のためにより多くの取組みが必要であるとコメントしている。