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2017.03

OECD加盟国のブロードバンド統計――2016年6月現在、モバイルは日本が首位

2017年2月1日、経済協力開発機構(OECD)は2016年6月現在のブロードバンド統計を公表した。同時点で加盟国全体における高速ブロードバンド普及率は95%に達しており、前年度の86%から増大している。

モバイル・ブロードバンド加入数は、スマートフォンとタブレットの使用が引き続き増加したことにより、前年比で11.3%増加、加盟国全体で人口12億7000万人に対して、12億1,400万に達している。

国別にみると、日本が普及率において首位であり、以下、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、米国、エストニア、オーストラリア、韓国、ノルウェー、アイスランド、ニュージーランド、スイスの12か国が100%以上の普及率を計上している。

OECD加盟国のモバイル・ブロードバンド普及率
(人口100人あたり、2016年6月現在)
出所:OECDブロードバンド統計

他方、固定ブロードバンドの加入数は2016年6月現在、3億8000万に達し、加盟国全体の平均普及率は前年度の28.6%から29.8%に増加した。

国別にみると、スイスが51%と普及率において首位であり、以下、デンマーク(43%)、オランダ(42%)、フランス(41%)、韓国(40%)が続いている。

また、接続技術別にみると、DSLが44.7%と最大のシェアを占めているが、FTTxのシェアが20.1%と前年度から16%も増加し、銅線から光ファイバへの代替が進展している(ケーブルモデムのシェアは32.2%)。

加えて、M2M通信ではスウェーデン、ニュージーランド、ノルウェー、フィンランド、オランダがM2M SIMカードの使用数で上位を占めている。スウェーデンは住民100人当たりで77枚のM2M SIMカードを使用している状況である。加盟国全体としては、M2M端末の加入数は、データが入手可能な国に限りはあるが、概ね20%増加している。