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2017.08

世界各国のサイバーセキュリティ指標

2017年7月5日、国連専門機関のITU(国際電気通信連合)は、加盟193か国のサイバーセキュリティの取り組みを評価した「世界サイバーセキュリティ指標2017(Global Cybersecurity Index 2017:GCI-2017)」を公表した。

ITUは、各国のサイバーセキュリティへの取り組みや問題改善に向けた対策について、法律、技術、組織、能力構築(キャパシティ・ビルディング)、国際連携の5項目によって評価した。

GCI上位10か国
国名 GCIスコア 法律 技術 組織 能力構築 国際連携
シンガポール 0.92 0.95 0.96 0.88 0.97 0.87
米国 0.91 1 0.96 0.92 1 0.73
マレーシア 0.89 0.87 0.96 0.77 1 0.87
オマーン 0.87 0.98 0.82 0.85 0.95 0.75
エストニア 0.84 0.99 0.82 0.85 0.94 0.64
モーリシャス 0.82 0.85 0.96 0.74 0.91 0.70
オーストラリア 0.82 0.94 0.96 0.86 0.94 0.44
ジョージア 0.81 0.91 0.77 0.82 0.90 0.70
フランス 0.81 0.94 0.96 0.60 1 0.61
カナダ 0.81 0.94 0.93 0.71 0.82 0.70
出所:ITU「Global Cybersecurity Index 2017」

ITUは、GCI上位10か国を見る限り地域的な偏りはないが、各種の取り組みや対策の遂行状況では各国で大きなばらつきが見られ、サイバーセキュリティを強化するためには国際的な連携が重要になると指摘している。