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2017.09

世界のモバイル・ブロードバンド加入数が年内に43億に到達

2017年7月31日、国連専門機関のITU(国際電気通信連合)は、年次報告書「ICT Facts & Figures 2017」を公表した。報告書によれば、全世界のモバイル・ブロードバンド加入数は、過去5年間に平均で20%以上の成長を示し、2017年末までには43億に達する見込みである。中でも、後発開発途上国(LDCs)の成長率が顕著である。ただし、後発開発途上国における100人あたりの加入率は23%と低水準にとどまっている。

世界のモバイル・ブロードバンドの加入率(住民100人あたり)
先進国 2007年:18.5%、2008年:27.5、2009年:36.6、2010年:44.7、2011年:57.3、2012年:66.5、2013年:74.1、2014年:81.1、2015年:89.1、2016年:94.4、2017年:97.1 世界全体 2007年:4.0、2008年:6.3、2009年:9.0、2010年:11.5、2011年:16.9、2012年:21.9、2013年:27.4、2014年:36.8、2015年:45.1、2016年:52.2、2017年:56.4 開発途上国 2007年:0.8、2008年:1.6、2009年:3.0、2010年:4.5、2011年:8.2、2012年:12.4、2013年:17.5、2014年:27.5、2015年:36.0、2016年:43.6、2017年:48.2 後発開発途上国 2009年:0.1、2010年:0.4、2011年:1.3、2012年:2.8、2013年:4.7、2014年:10.3、2015年:15.1、2016年:19.1、2017年:22.3
出所:ITU「ICT Facts & Figures 2017」(*2017年の値は推定)

その他、世界のモバイル・ブロードバンドをめぐる動向として、2013年から2016年の間で1人あたりの国民総所得に占めるモバイル・ブロードバンド料金の割合が半減している。また、多くの途上国において固定ブロードバンドよりもモバイル・ブロードバンドの方が料金的に手頃で利用できる傾向にある。