2026.11
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北京市、世界トップクラスの全域インテリジェント都市を構築へ

北京市はこのほど、「『第15次5か年計画』期間(2026-2030年)におけるデジタル・インテリジェント北京発展計画」(以下「計画」)を公布した。「計画」は、デジタル中国戦略を基本指針とし、デジタル化とインテリジェント化の高度化を通じて都市の競争力を高めるための戦略構想である。2030年までに、国家データ要素市場化配分改革総合モデル区(生産要素としてのデータを市場メカニズムによって効率的に配分する仕組みの改革を進めるモデル区――訳注)を先行的に整備し、都市全域でインテリジェント化を進めた、世界トップクラスの都市の構築を目指す。さらに、2035年までに、これらの取り組みの効果を最大限に引き出し、北京市における社会主義現代化の基本的実現を後押しする方針である。
目標の達成に向け、「計画」は3分野にわたる15項目の主要指標を掲げている。主な目標は、行政情報システムのほぼ全面的なインテリジェント化、デジタル経済の付加価値額の年平均成長率8%前後の達成、データ産業規模の2兆2,400億元以上への拡大、交通インフラのデジタル化率95%の達成などである。
通信インフラ分野では、次世代通信網の先行整備を進める。5G-Advancedとギガビット光ネットワークによって都市全域を切れ目なくカバーし、世界をリードする「ダブルギガビット」都市の実現を目指す。また、6Gの試験網の整備に先行して取り組み、衛星インターネットと地上通信網の融合を進める。
計算基盤の整備では、計算能力と通信網を高度に融合させる「算網一体化」戦略のもと、京津冀(北京・天津・河北)エリアを結ぶ「銀河算廊」プロジェクトを推進する。市内に国産GPUカード10万枚規模のAIコンピューティングセンターを整備し、専用の直結ネットワークと組み合わせる。これにより、北京市内では1ミリ秒以内、北京周辺では3ミリ秒以内、京津冀および内モンゴル地域では5ミリ秒以内の超低遅延で計算資源にアクセスできる圏域を形成する。こうした整備を通じて、AIモデルの学習・推論から都市全域のリアルタイム処理までを支える、持続可能なデジタル基盤の確立を図る。