パラマウント・スカイダンス(以下、パラマウント)は10月6日、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の買収完了に伴い、新会社スカイダンスを発足させた。新会社の経営は、パラマウントの前CEOデヴィッド・エリソン氏と、玩具大手マテルの前CEOイノン・クライツ氏が共同CEOとして担う。
両社は2026年2月に買収契約を締結し、6月には司法省の承認を得たものの、競争への影響を懸念する12州と全米脚本家協会が差止めを求めて提訴したことで、手続きは長期化した。最終的に、映画産業への投資や報道機関の編集独立性などに関する条件を盛り込んだ和解が成立し、買収に至った。
和解条件の主な内容は次の通り。
- 今後5年間、米国内の映画製作に年間平均3億ドル以上を追加投資する。
- 今後5年間、年30~32本以上の映画を製作し、米国内で劇場公開する。
- 製作・劇場公開の目標本数を1本下回るごとに3,000万ドルの罰金を科す。未達が6か月以上続けば、スカイダンス傘下の映画製作・配給会社ミラマックス株式持分49%を売却する。
- CBSニュースとCNNにそれぞれ独立した編集委員会を設置する。