2026.11
VerizonとEricsson、世界初の屋外6Gフィールド通話成功で6G開発を加速

2026年10月15日、VerizonとEricssonは、カリフォルニア州コンコードのVerizon商用ネットワーク拠点から7GHz帯で導入された初のプレ標準6Gフィールド通話を成功裏に完了したことを発表した。
Ericssonの6G概念実証(PoC)キットが当該サイトに完全に導入され、試験検証が完了したことで、6Gはラボでの統合段階から、屋外及び屋外から建物内へと信号が伝搬する状況下で性能を評価できる実環境へと移行した。
Ericssonの6G概念実証用機器は、カリフォルニア州コンコードにあるVerizon商用サイトに設置され、基地局はサイトのシェルター内に別途設置されており、ユーザ機器は車輪付きの小さな小屋(約12 x 8フィートの筐体)に格納される。この小屋は、屋外及び屋内の固定型無線構成に対応しており、専用の電源とバッテリーバックアップを備える。また、壁や窓の材質を変化させることで、400 MHz幅のキャリアを用いたプレ標準6Gスタックを用いた屋内カバレッジの差別化されたテストが可能となっている。
今回の成果は単なる屋内電波透過の試験にとどまらず、実地で確認された結果には屋外での通話も含まれており、より広範な概念実証を通じて、6G性能が屋外から屋内空間へとどのように伝搬するかを検証している。試験では、見通し内/外の経路、樹木、障害物、さまざまなガラスや建築材料を通じた屋外から屋内への電波透過など、現実的な条件下におけるカバレッジ、スループット、遅延、安定性、機能の挙動を評価している。
両社は、将来的には、6Gにより、よりプログラム可能で応答性が高く、コンテキストを認識する接続性が実現され、没入型通信、AIネイティブサービス、産業オートメーション、ロボティクスといった分野において新たな体験やユースケースが可能になることを期待している。
6G周波数に関しては現在、国家電気通信情報庁(NTIA)が調査を行っており、7GHz帯をはじめ、1.6GHz帯、2.7GHz帯、4.4GHz帯も調査の対象となっている。