[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2026.10

  • スペイン
  • ブロードバンド・ICT基盤整備
  • 国別・地域別トピック
政府、データセンターのデジタル主権と持続可能性を確保する新政令案を公表
スペイン政府は2026年8月、データセンターの「デジタル主権」と「持続可能性」の確保を目的とする新たな政令(Royal Decree)案を公表した。国内AI向けデータセンター投資が急増する中、データ管理・運用の主権を確保する規制枠組みを整備するとともに、電源等エネルギー調達に関する環境負荷の軽減を規定するもので、電力系統への接続電力が1MW以上のデータセンターを対象に、以下の義務規定を設けている。
 
  • デジタル主権:EU域内で設立された事業者による運営、運用データのEU域内保管、第三国からのアクセス管理、下請業者の管理、域外当局による違法なデータ要求への対策を実施する。
  • 持続可能性:データセンターの消費電力の少なくとも80%を再生可能エネルギーで賄い、これを証明する。この証明は、年間の平均ではなく、データセンターの稼働時間を単位に、消費電力の80%以上が再生可能エネルギーで賄われていることを示すものとする。また、エネルギー効率(Power Usage Effectiveness:PUE)・水利用効率(Water Usage Effectiveness:WUE)の水準値はEUにおける最高ランクを維持する。
違反した場合には、電気料金の追加負担や電力系統への接続権(Access and Connection Rights)の停止・喪失などの措置が講じられる。そのほか、500kW超のデータセンターについて、毎年、効率性・持続可能性データを政府へ報告することが義務化される。