2026.10
Arqiva、Freeviewの2044年終了を提案

英国の放送インフラ事業者Arqivaは9月25日、英国政府の「テレビ配信の将来」に関するグリーンペーパーへの回答を公表し、地上デジタルテレビ放送(DTT、Freeview)の終了時期を2044年とする計画的移行案を提案した。
同社は、2044年案が実現可能性、費用負担、レジリエンスの観点から最も適切な選択肢であり、政府自身が示した「より低コスト・低リスク」の方向性にも合致すると主張している。
提案では、公共サービス放送への全国的なアクセスを維持しながらIPテレビへの移行を進め、放送事業者の送信コストを最大50%、エネルギー消費を約40%削減できるとしている。また、2034年までに価値の高い周波数帯の開放も可能になるという。
一方、2034年への前倒し移行については、依然としてFreeviewに依存する数百万人の視聴者への影響、通信インフラへの負荷増大、ラジオなど他サービスのコスト上昇、国家レジリエンスや主権への影響が懸念されると指摘した。
Arqivaは、2044年の計画的なDTT終了が、ユニバーサルアクセス、負担可能性、レジリエンスを維持しながら、消費者主導によるIPテレビへの移行を実現する現実的な選択肢であるとしている。