ケーブル大手チャーター・コミュニケーションズ(以下、チャーター)は8月20日、同業のコックス・コミュニケーションズ(以下、旧コックス)とリバティ・ブロードバンドの買収が完了したと発表した。これにより、45州で約7,000世帯・法人をカバーする米国最大のケーブル事業者が誕生した。
新会社は社名をコックス・コミュニケーションズに変更する予定だが、サービスブランド名はチャーターの「スペクトラム」に統一する。取締役会長には旧コックスを所有していたコックス・エンタプライゼズのアレックス・テイラー会長兼CEOが、社長・CEO・取締役にはチャーターのクリス・ウィンフリーCEOが就任する。コックス・エンタプライゼズは独立企業として存続し、チャーター株式の約26%を保有する。
チャーターは2025年5月に旧コックスの買収計画を発表し、2026年2月にFCCの承認を取得。その後、8月までにサービス提供地域である45州の規制当局から承認を得た。ただし、カリフォルニア州公益事業委員会は承認に際して、複数の条件を付した。主な条件は以下のとおり。
- 低所得者向けブロードバンドプランを5年間提供すること
- 「デジタル包摂イニシアチブ」に3,000万ドルを投資すること
- 州内ネットワークを上り・下り速度を1Gbpsとするため、少なくとも2億7,500万ドルを投じること
- 学校や図書館などの「地域の中核施設」50施設にブロードバンド及びWi-Fiサービスを5年間無料で提供すること
- 2時間以上のサービス停止に対し、自動的に料金を控除すること
- 対象世帯について、既存の生涯固定価格契約を維持すること
- サービス変更やレンタル機器返却時に発生する機器交換手数料を撤廃すること