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Meta、子どもメンタルヘルス被害巡る州との訴訟で総額最大180億ドル支払いと安全対策導入で和解合意
2026年8月26日、Meta Platformsは、29州の検事総長グループが未成年者の依存度を高めるよう自社SNSプラットフォームを意図的に設計し、自社アプリのリスクについて誤解を招く説明を行ってきたとして提訴していた件で、和解に合意したことを発表。州に対しておよそ180億ドルを支払うとともに、Facebook、Instagramで未成年者を保護する措置を導入する。なお、最終的な和解の成立には裁判所の承認が必要となる。
 
和解の対象は、48州、3準州、コロンビア特別区に拡大されており、SNS利用に伴うメンタルヘルスへの害を予防・軽減するための資金として、Metaは今後10年間で最大170億ドルを支払い、和解金は州に配分され、青少年のオンライン安全対策をはじめとする各州の優先課題に充てることができる。例えば、カリフォルニア州は、15億ドルから21億ドルを受け取る見込みとしている。また、Metaは別途、同様の申立てを行っていたテキサス州に10億ドル超を支払うこと等で合意している。
 
和解に含まれていない2州の内、ニューメキシコ州は別の訴訟でMetaから総額9億ドル超の支払いを勝ち取っており、また、フロリダ州は今回の支払額はMetaがもたらした危害に比べれば少額だとし法廷闘争を続けるとしている。
 
Metaが提案する未成年者の保護措置と管理機能は、対象となる州等でFacebook及びInstagramを利用する18歳未満のユーザに自動的に適用され、これらの大部分は10年間維持される。主な内容は次のとおり。
 
  • 利用時間制限:Facebook及びInstagramの利用時間上限を1日当たり合計2時間に設定し、保護者のみが解除できるようにする
  • ナイトモード:深夜0時から午前6時までアプリの利用をデフォルトで制限
  • スクールモード:午前8時から午後3時まではデフォルトで通知をミュート
  • 定期的なリマインダー:15分間連続して画面を利用するとリマインダーを表示
  • アルゴリズムによるフィード制御:非アルゴリズム型フィードをデフォルトとして選択可能
  • 自動再生の制御:自動再生をオフにすることが可能
  • 「いいね」の非表示:デフォルト設定で「いいね」やリアクションの数を非表示
  • 美容整形フィルター及び極端なメイクアップフィルターの使用禁止
  • 年齢推定技術の強化
  • 年齢に応じたコンテンツ制限:デフォルトで「13歳以上」のコンテンツ設定に
  • ペアレンタルコントロールの強化:保護者にMetaの監視ツールの設定を推奨
Metaは和解案の発表に際して、ユーザの多くは複数のアプリ/プラットフォームを行き来していると指摘、このため業界全体での取組みが効果的だとして、YouTubeとTikTokに対し子どもを保護するための同様の基準を導入するよう呼びかけており、和解金の30%に相当するおよそ53億ドルの支払いは、両社が1日当たり1時間の利用時間制限、ナイトモード、年齢確認措置を導入し、和解金の30%に相当する金額をそれぞれ負担することを条件としている。