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2026.09

  • スペイン
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政府、なりすまし電話防止のため、2026年10月から営業目的の電話番号を「400番」に統一
スペイン政府は、2026年10月17日から、営業目的で発信される通話に使用される電話番号を、すべて「400番」で始まる9桁の電話番号に統一することを義務化する。専門番号を使うことで、受信者が営業目的の電話であるかを、着信前に識別できるようにすることを目的としており、特に、なりすまし電話による詐欺を減らすことを主眼におく施策とされている。また、カスタマーサポート、アフターサービスなどの顧客サービスには同番号を使用できないほか、受信者がかけ直しできないよう着信にも利用できないようにする。

近年、スペインでは、電話(Vishing)、SMS(Smishing)、メール(Phishing)を利用したなりすまし詐欺が増大しており、2025年5月には「電話・SMS詐欺対策計画」を策定し、1)未割当番号からの電話・SMSのブロック、2)国外発の番号を国内番号に偽装した通信のブロックを通信事業者に義務付けて約3億件の不正電話と約2,660万件の不正SMSをブロックしたほか、3)移動電話からの営業を目的とした通話の発信を禁止するなどのなりすまし詐欺対策を実施してきた。今回の営業通話の400番への統一は、「電話・SMS詐欺対策計画」の一環として実施されるものであり、受信者である一般ユーザにとって、なりすまし電話や発信元偽装の可能性を通話前に察知することで実際の詐欺行為への対応が容易になるほか、400番通話の遮断を通信事業者に要請して詐欺被害の発生を未然に防ぐことができるとしている。

400番号への統一を義務化する規則は、2026年4月16日付官報に掲載され、翌日に発効したが、新番号の割当、通信事業者のネットワーク対応、コールセンター設備の改修等のため6か月の移行期間が設けられ、10月17日からの実施となった。そのほか、2026年9月15日からは、国家市場競争委員会(CNMC)が構築するSMSデータベースに正規登録されていない送信者のSMSも遮断されることとなっており、政府は、これら二つの施策の実施により「電話・SMS詐欺対策計画」が完了するとしている。