2026.07
李在明政権の中核的成長戦略、半導体・フィジカルAI・AIデータセンターに集中投資

李在明政権の中核的成長戦略として、半導体、フィジカルAI、AIデータセンター(AIDC)の三分野に官民で大規模投資し地方均衡発展も図る三大メガプロジェクトが6月29日に発表された。
半導体分野では、目玉プロジェクトとして国内南西部にサムスン電子とSKハイニクスが800兆ウォン(約88兆円)規模の半導体工場4件を構築する。フィジカルAI分野では2030年までに世界一を目指す。まず、AIロボットグローバル3強入りを目指し、業種特化型AIロボットを開発し、毎年1千台以上を現場に普及する。AIDC分野では第一段階として、SK、GS、NAVERが投資誘致を含めて550兆ウォンを投じて8.4GW規模のAIDCを構築する。最終的には18.4GWのAIDCを構築する計画。
三大メガプロジェクトに適期に電力・水を供給するインフラ計画として「AI時代を先導する電気国家ビジョン」も発表。AIDCは立地条件を考慮したうえで、利用可能な電源はすべて活用し2030年までに再エネ100GWを早期達成する一方、原発と小型モジュール炉を積極活用する。韓国でもAIDC需要に伴う電力需要急増への対応が課題であるが、国土面積が小さく資源が乏しい韓国では原子力エネルギーに一定程度頼らなければならない。
地方での大型AIDC構築計画が現在相次ぎ発表されている。特に、SKグループのモバイルキャリア最大手SKテレコムは、メガプロジェクトに歩調を合わせてAIDC構築をスピードアップする。2029年に5GW規模のAIDCを段階的にオープンし、以降は市場ニーズを見極めながら2035年に計15GW規模のAIDCを段階的に拡大する計画。現在蔚山で構築中のGW級AIDCクラスター構築を皮切りに、国土中部の忠清圏と南西部の全羅道方面にもGW級AIDCを追加構築し、圏域別にAIインフラ構築を進める計画である。