英国通信庁(Ofcom)は2026年3月19日、「2024年メディア法(以下、メディア法)」が規定するラジオ選択サービス(radio selection services:RSS)の指定に関する提案をまとめた報告書案を国務大臣に提出した(注1)。メディア法では、指定されたRSS(designated RSS:DRSS)は、ユーザーが音声コマンドを通じて英国のラジオ放送サービスのオンラインストリームにアクセスできるようにすることが義務付けられている。
国務大臣はRSSを指定する権限を有しており、指定を行う前にOfcomの評価を参考にしなければならない。Ofcomは、独自の消費者調査に依拠しながら、利用者数、利用パターン、重要性を示す証拠を用いてサービスを評価した。その結果、英国におけるインターネットラジオのRSS利用の約95%を、Amazon Alexa、Google Assistant、Apple Siriが占めていることが明らかになった。報告書案では、国務大臣は、これら三つのRSSを指定すべきであると提言している。
これに続いて、Ofcomは、DRSSがメディア法に基づく新たな義務をどのように遵守すべきかを定めた行動規範について、意見募集を行う予定である。また、インターネットラジオサービス(internet radio services:IRS)については、新制度の適用を希望する場合の届出方法に関する情報も提供する予定である。
(注1)
https://www.ofcom.org.uk/tv-radio-and-on-demand/digital-radio/designation-of-radio-selection-services-draft-report-to-the-secretary-of-state