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2026.03

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パラマウントがWBD買収へ、取引完了は7~9月期の見通し
メディア大手のパラマウント・スカイダンス(以下パラマウント)は2月27日、同業ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)を買収することで合意したと発表した。今年7~9月期中の取引完了を目指す。

WBDを巡る買収交渉は紆余曲折を辿った。昨年12月、動画配信大手ネットフリックスはWBDの制作・動画配信部門を1株27ドル75セントで買収することで合意したが、その直後にパラマウントがWBD全体を対象とする敵対的買収を提案し、1株30ドルを提示した。WBDは当初ネットフリックス案を支持していたが、パラマウントが2月17日に買収金額を1株31ドルに引き上げる修正提案を提出したため、同月26日にはネットフリックス案よりもパラマウント案の方が優れていると判断。これを受け、ネットフリックスは同日、買収競争から撤退する意向を表明した。

規制当局の承認やWBD株主総会の決議を経て取引が完了すれば、新会社が発足し、映画、放送、動画配信、報道を手がける巨大メディアコングロマリットが誕生する。取引条件として、パラマウントは、WBDがネットフリックスとの合意を解消することで発生する違約金28億ドルを負担する。また、規制当局の承認が得られず取引が不成立となった場合には、別途70億ドルの規制解除料も支払う。

なお、パラマウントが3月2日の投資家説明会で明らかにしたところによると、合併後の新会社の純負債額は約790億ドルに達する見込み。動画配信事業では、「Paramount+」や「HBO Max」を統合し、ネットフリックスに対抗し得る競争力の強化を図る方針を示した。一方で、ケーブルテレビ事業については、売却や分社化を行う計画はないと明確に否定している。