2026.03
T-Mobileのプライベート5Gを使う自動ボールストライク判定システム、MLBの全29球場で開始

2026年3月25日、サンフランシスコでニューヨークヤンキースとサンフランシスコジャイアンツの一戦でメジャーリーグベースボール(MLB)の2026年シーズンが開幕、MLBは今シーズンから全29球場で「自動ボールストライク(Automated Ball-Strike Challenge System:ABS)チャレンジシステム」を導入しており、そのシステムはT-Mobileの5Gプライベートネットワークが基盤となっている。
ABSチャレンジシステムは、各球場に配置された12台の高速かつ高精度なHawk-Eyeカメラを使用して、各投球の正確な位置を、その打者の身長に合わせて調整され数ミリ単位で測定された「打者ゾーン」を基準に追跡する。投手、捕手、打者は、本塁審判によるボールまたはストライクの判定に誤りがあると判断する場合、投球直後に帽子やヘルメットを軽く叩くことで、チャレンジを申し立てる意思を表示することができる。申し立てが行われると、T-MobileのAdvanced Network Solutions(ANS)から5Gプライベートネットワークを介して判定結果を示すグラフィックが送信され、会場の観客にはビデオボードを通じて、またテレビ視聴者には放送を通じて、ほぼ瞬時に表示される。各チームは1試合につき原則2回までチャレンジを申し立てる権利が付与されており、チャレンジが成功する場合(判定が覆る場合)、チャレンジ権は保持される。
このシステムは2022年からマイナーリーグで試験導入されており、2025年と2026年のメジャーリーグ春季キャンプや2025年のオールスターゲームでも使用されていた。T-Mobileはこの当時から、ABSチャレンジシステム開発に協力していた。