2026.03
ラジオ放送でのAI音声使用について情報開示が義務付け

通信メディア庁(ACMA)は2月10日、商業ラジオ放送事業者の新たな自主規制枠組み「2026年商業ラジオ行動規範(Commercial Radio Code of Practice 2026)」を登録したと発表した。
新たな規範では、AI音声の使用に関する開示義務が新たに盛り込まれた。通常の定期番組やニュース番組の司会に合成音声を用いる場合、ラジオ局はその事実を聴取者に知らせなければならない。放送行動規範においてAIの使用について明確に規定されるのは、これが初めてとなる。
ACMAは、技術の進歩や社会の期待に応じて規則も進化する必要があると指摘し、AIは革新をもたらす一方で、その使用状況に関する透明性が不可欠だと述べた。新たな規範により、聴取者が十分な情報に基づいて判断できる環境が整うと強調した。
なお、ACMAは今後12か月間、業界団体CRAと連携し、各局が新基準を適切に適用しているかを確認する方針である。
同規範は2026年7月1日に施行される予定だ。商業ラジオに加え、オンデマンド配信にも同様の保護措置が広がることが期待されている。