[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2026.03

  • スペイン
  • 事業者のM&A・国際展開
  • 国別・地域別トピック
テレフォニカ、コロンビアとチリの子会社を売却し、通信サービス市場撤退へ
テレフォニカは2月5日、コロンビアの通信子会社で同国第2位のテレフォニカ・コロンビアの株式売却を完了し、同国から完全撤退した。テレフォニカ・コロンビアの株式は、テレフォニカの子会社である持株会社Coltelが67.5%を所有していたが、2025年3月にルクセンブルクを拠点に中南米地域で通信サービスを国際展開しているミリコム(ブランド名:Tigo)への売却で正式合意、最終的に約2億1,440万USDで売却した。テレフォニカ・コロンビアの残り株式はコロンビア政府が所有しているが、同国政府は、政府株の民間放出の方針を打ち出しており、ミリコムはこの株式の買収も図る意向である。
 
また、テレフォニカは2月10日、チリにおける固定・移動体の通信子会社モビスター・チリを完全売却し、同国から事業撤退することを発表した。ミリコムとフランスの投資会社NJJ Holdingsが共同買収するもので、買収価格は5,000万USDだが、買収後、事業構造(ビジネスモデル・コスト構造・組織・ネットワーク・資本構成など)の変革により事業価値の改善(structural value creation)が生じた場合、テレフォニカは最大1億5,000万USDまでの追加支払いを受けるアーンアウト(earn-out)オプションが付いている。また、買収後の資本構成は、ミリコム49%・NJJ Holdings 51%となるが、事業運営権はミリコムが保有し、買収後5~6年後にNJJ Holdingsが保有する株式を10%割引評価で買い取れるオプションも有している。
 
なお、ミリコムは、1月にコロンビア国内第3位の通信事業者ティゴ・コロンビアの株式の約半数を買収しており、同国の通信事業を強化している。ティゴ・コロンビアについては、もともと株式50.00001%を国有の公共事業会社EPMが所有し、残りをミリコムが所有していたが、2024年8月にEPMがティゴ・コロンビアの自社持分を入札で売却する方針を打ち出し、最終的にミリコムが約5億7,100USDで落札した。同国の通信サービス市場では4,200万加入者を有するクラロ・コロンビアが最大手となっているが、ミリコムはティゴ・コロンビアとテレフォニカ・コロンビア2事業者の統合を検討しており、これら2社が統合された場合、4,100万加入者を有し、クラロ・コロンビアと拮抗する通信事業者が誕生することなる。