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2026.03

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英国政府、テレビ規制を大手ストリーミングプラットフォームにも適用拡大
文化・メディア・スポーツ省(DCMS)は2026年2月24日、Netflix、Amazon Prime Video、Disney+などの大手ストリーミングプラットフォームに対し、BBCなどの伝統的な放送局と同様のコンテンツおよびアクセシビリティ基準への準拠を義務付ける方針を発表した(注1)。

英国政府はより公平な規制環境の構築を目指し、「2024年メディア法」の施行を通じて国内最大手のビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスに対し規制を強化する方針を推進、通信庁(Ofcom)の管轄権限が主要ストリーミングプラットフォームにまで拡大される。

新たな枠組みの下では、英国でのユーザー数が50万人を超えるサービスは「ティア1(Tier 1)」サービスに指定され、Ofcomの放送コードの適用対象となる。これには、ニュースを正確かつ公平に報道する義務、視聴者を有害または不快なコンテンツから保護する義務、字幕などのアクセシビリティ機能を提供する義務などが含まれる。

新たなVODアクセシビリティコードでは、アクセシビリティ機能の最低要件が設定され、サービス提供者は総コンテンツの少なくとも80%に字幕を、10%に音声解説を、5%に手話通訳を付けることが義務付けられる。また、視聴者はOfcomに直接苦情を申し立てることが可能となり、Ofcomは違反行為を調査し、違反1件につき最大25万ポンドまたは該当収益の5%の罰金を科す権限を有する。

新たな規制は、英国の視聴習慣の変化を反映している。同国では世帯の約3分の2が少なくとも1つの主要ストリーミングサービスに加入しており、85%の人が毎月オンデマンドプラットフォームを利用している。一方、ライブテレビを視聴する人は67%にとどまる。

現在、少なくとも五つの主要ストリーミングサービスが、新たな規制の発動基準となる50万ユーザーを突破している。これにはNetflix、Amazon、Disney、ITVX、Channel 4のストリーミングサービスが含まれる。

(注1)
https://www.gov.uk/guidance/statement-on-designation-of-tier-1-video-on-demand-vod-services