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2025.12

  • インドネシア
  • クラウド、ビッグデータ、コネクティッド
  • 国別・地域別トピック
インドネシア・シンガポール・マレーシアで越境データセンターを構築
2025年11月インドネシアの経済調整大臣は、インドネシア、シンガポール、マレーシアの3か国で越境データセンターを構築する構想について、MoUを締結するための準備に入ったと発表した。

越境データセンターは、データセンター群を結んで構築される。各データセンターが立地するインドネシアのリアウ州、シンガポール、マレーシアのジョホール州は、1990年代から成長の三角地域として様々な共同開発プロジェクトを走らせてきた地域である。今回、インドネシアが構築している再生可能エネルギーを広域送電する電力網「グリーン・スーパーグリッド」が、リアウ州のバタム島にも繋がることから、そのネットワークを延長したうえで、データセンターも接続しようという計画になる。

シンガポールの国土の狭小さという課題や、インドネシアの技術的な課題、3か国にわたって再生エネルギーを使ったクリーンなデータセンター群が構築できるといったメリットが考えられる。一方でデータ主権、インフラ構築資金等解決すべき課題もあるため、実現に向けては詳細な調整が必要となる。